10周年

2009年8月につくったYahooのアカウントが、先日ちょうど10周年でした。ブログを始めたのは同年の11月からですが、Yahooブログの終焉が近づいていますので、もろもろ含めてここで10周年ということにしておきます。

Yahooのアカウントはもともと一時的なメール利用のためにつくりました(だから、自分のURLは安直な開設日の数字なのです)。その後まもなく「Yahoo! Days」に「自分の好きな曲のテーマ別(例:ロシアの交響曲)ベスト10」みたいな短い投稿をするようになって、3ヶ月後にブログを始めました。

ブログを始めた当初は「通俗名曲の決定盤紹介」というコンセプト、例えば「タイスの瞑想曲」とか「ドナウ河のさざなみ」とか、そういうのを「1記事1曲1演奏」で取り上げる意気込みだったのですが、早くも3ヶ月後には脱線して珍曲珍盤の道へ

また、「シリーズ記事を書かない」というマイルールを設けていたのですが、いつの間にか「バッハの平均律を1曲ずつ、かつ編曲版で紹介するシリーズ」とか「完全なるディスコグラフィへの道」とか、はたまた「日本人有名歌手によるクラシックのカバー曲」に至ってはわざわざ独立ブログを新設してシリーズ記事を展開するなど、初心からの著しい変節は、次第に気軽に取り組めなくなることも含めて、まあ、これが自分の性分なのでした。

それと同時に意識していたのは「遺産目録」です。ブッ●オ●辺りで、見知らぬ誰かの筋が通ったライブラリーが二束三文で並んでいるのを目の当たりにするたびに、他人事ながらいたたまれない思いがするのはぼくだけではないはずです。わが家の玉石混淆のライブラリーはCDとレコードを合わせて3千枚ほどで、「残すべきものはどれなのか」を娘に伝えようと思ったのですが、あるとき「私、お父さんのCDいらないよ。」と言われてこのプロジェクトは継続の意義を失ったのでした

その娘は、10年前は小学3年だったのが前回のブログ更新時は高校1年、現在は大学1年となり、まったく音楽専攻ではなく趣味でヴァイオリンとオケをずっとつづけてきて、高校時代は部活のオケと全日本高等学校オーケストラ(名称が立派すぎる)のコンマスも経験して彼女は成長したと思いますが、弾くこと中心で、聴くほうはあくまで演奏するための参考か、今後やりたい超定番曲を超えません。ぼくの音楽生活も、自分から何かを聴くよりも、娘がTV画面に映すYo●Tu●eを見て感想を言い合いながら聴くのがここ最近の過ごし方です。

<最近の定番曲>
■メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲(ヒラリー・ハーン,パーヴォ・ヤルヴィ指揮Frankfurt Radio Symphony Orchestra)←今、レッスンで弾いている
■ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲(ヒラリー・ハーン,Andrés Orozco-Estrada指揮Frankfurt Radio Symphony Orchestra)←数年前にレッスンで弾いた
■ドヴォルザーク/交響曲第8番(マンフレート・ホーネック指揮Frankfurt Radio Symphony Orchestra)←オケで弾いたことがある
■リムスキー=コルサコフ/シェエラザード(ゲルギエフ指揮ウィーン・フィル)←いつかやりたい(野望)

そんなわけで、音楽との関わり方は変わってきましたが、相変わらず、わが家は音楽とともにあります。間違いない。

<ブログ移行にあたっての考え方>
現在の内容(特にコメントと書庫構成)を可能な限りそのまま移行したい
移行先のブログがいずれサービス終了する場合に備えて、保険のために移行先を2つにする
移行先のブログ(2つ)は、どちらも現在の内容の保存用と割りきる。(つまり、移行先の使い勝手は問わない)
Yahooブログはサービス終了まで放置し、自然に最期を迎える。(つまり、同じ内容のブログが一時的に3つ併存する)
保存したブログをどうするかは保存してから考える
今後新しい投稿をする場合は、移行先とは別の新しいブログを設ける。(投稿しやすさ重視。exblog?)
ブログタイトル、ハンドルネームはどのブログでも変更予定なし
移行先での新しい人間関係には興味なし。これまでお付き合いいただいた方々の移行先をぜひ教えていただきたいです

というわけで、コメント移行できるのはFC2しかないらしいので、あれこれ考えるまでもなく1つはFC2で決定。こちらはYahooが移行ツールを用意しておらず、FC2側の機能で移行作業をおこなうという理解です。21個以上のコメントがある記事は、自動的に最初の20個のコメントが移行されるのでしょうか。

もう1つは、最も利用者が多く、サービス寿命が長いことを期待できるアメーバが有力候補。こちらはYahooが用意している移行ツールによる移行。

どちらも期限は12月15日と思いますが、8月中の移行が目標です。講習会希望(@三郎荘)
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美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウス2世)

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あけましておめでとうございます。クラシックブログは新年の書き初めにシュトラウスを取り上げることが暗黙の掟になっています。(←毎年コピペ)
 
<曲名>
美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウス2世)
The Blue Danube
 
<演奏>
ベニー・グッドマン楽団【1937年8月31日放送】
Benny Goodman; clt
Harry James, Ziggy Elman, Chris Griffin; tpt
Red Ballard, Murray McEachern; tbn
Hymie Schertzer, George Koenig; a.s.
Art Rollini, Vido Musso; t.s.
Jess Stacy; p
Allan Reuss; g
Harry Goodman; b
Gene Krupa; d
Meyer Alexander Chorus; voc
 
本年もどうぞよろしくお願いします。
 
【過去記事】
2010年1月1日 歌劇「騎士パズマン」~チャルダッシュ(ヨハン・シュトラウス2世)
2011年1月1日 元祖フックト・オン・クラシックス!芸術家のカドリーユ(ヨハン・シュトラウス2世)
2012年1月1日 シュトラウシアーナ(コルンゴルト)
2013年1月1日 ウィーンの森の物語(ヨハン・シュトラウス2世/グバイドゥーリナ編曲)
2014年1月1日 無窮動(ヨハン・シュトラウス2世)
2015年1月1日 (記事なし)
2016年1月1日 南国のバラ(ヨハン・シュトラウス2世)

記事一覧(第251回~第300回)

【第251回】記事一覧(第201回~第250回)
【第252回】今年のぐるぐる
【第253回】リヴァプール・オラトリオ(ポール・マッカートニー)
【第254回】中世・ルネサンスの楽器
【第255回】新年会
【第256回】ヴァイオリン協奏曲第4番(モーツァルト)/ゆうちゃん
【第257回】精霊の踊り(グルック)/クルト・レーデル
【第258回】フルートと管弦楽のためのアンダンテ(モーツァルト)/クルト・レーデル
【第259回】アリアと変奏(パッヘルベル)
【第260回】ジュニアオケ退団
【第261回】ピアノ協奏曲第17番(モーツァルト)
【第262回】世紀の競演!13人によるピアノ・コンサートライヴ
【第263回】「エックレスのソナタ」完全攻略ガイド
【第264回】「ヴェラチーニのコンチェルト・ソナタ」完全攻略ガイド
【第265回】コンチェルト・ソナタ(ヴェラチーニ)/ローラ・ボベスコ
【第266回】6周年
【第267回】音階の魔術師
【第268回】「チャルダッシュの女王」初演100周年
【第269回】「チャルダッシュの女王」初演100周年 その2
【第270回】ホイマシペーターの謎
【第271回】ヘンゼルとグレーテル(フンパーディンク)
【第272回】メサイア(ヘンデル)
【第273回】交響曲第9番(ベートーヴェン)
【第274回】南国のバラ(ヨハン・シュトラウス2世)
【第275回】1950年代のダンシング・パリ
【第276回】完全なるディスコグラフィへの道 その1
【第277回】完全なるディスコグラフィへの道 その2
【第278回】完全なるディスコグラフィへの道 その3
【第279回】完全なるディスコグラフィへの道 その4
【第280回】完全なるディスコグラフィへの道 その5
【第281回】完全なるディスコグラフィへの道 その6
【第282回】完全なるディスコグラフィへの道 その7
【第283回】完全なるディスコグラフィへの道 その8(最終回)
【第284回】卒業記念舞踏会(ヨハン・シュトラウス2世/ドラティ編曲)
【第285回】「こうもり」序曲(ヨハン・シュトラウス2世)
【第286回】オーケストラの楽器
【第287回】オーケストラの楽器/レイナルド・アーン
【第288回】4台のピアノのための協奏曲BWV1065(バッハ)
【第289回】追悼
【第290回】金と銀(レハール)
【第291回】世の中ね、顔かお金かなのよ
【第292回】絵文字で語るオペラ
【第293回】音楽感想文マニュアル
【第294回】オーケストラ選曲ガイド
【第295回】ブランデンブルク協奏曲第5番BWV1050(バッハ)
【第296回】リゴレット・パラフレーズ(リスト)
【第297回】イントラーダ(デプラーヌ)
【第298回】わが青春のカセットテープ
【第299回】ビデオテープ
【第300回】7周年

7周年

「ビールは醸造所の煙突の影が落ちる範囲で飲め」というドイツの諺があるそうで、ビールはつくりたてに限るという意味です。ひとくちにビールと言っても世界には様々なスタイルがあるので、単純に新鮮だから良いとは限らないのですが、まあ、一般的には新鮮なほうが美味しく飲めるビールが多いと思います。
 
ここ数年、約20年前の地ビールブーム以来の「第2次ブーム」で全国各地に新しい醸造所が次々と誕生し、日本全国で約200、東京都内だけで20以上あります。中にはレストランを併設せず外販だけの醸造所もありますが、少なくとも東京近郊ではレストラン併設型が主流で、ドイツの諺を実践できます。そこで、東京の醸造所を知り尽くした(←ウソ)ぼくのおすすめを堂々紹介。なお、下掲の本の表紙は実在の醸造所ですが、この記事とは特に関係ありません。間違いない。
 
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【左の表紙】カンピオンエール(浅草)
【右の表紙】ブルーマジック(宇都宮)
 
(1)さかづきBrewing
北千住駅から徒歩数分、今年3月にオープンしたばかりのレストラン併設醸造所。
【醸造所併設レストランの魅力】
■つくりたて(小規模で高回転)
■そこでつくったビールをそこで飲むというライヴ感
■つくり手とのコミュニケーション
まあ一般的にはこんなところですが、現実にはこのたった3つのポイントをすべて満たす醸造所は非常に少ないのです。例えば、消費量に対して1回当たりの生産量が過大で「つくり置き」状態になったり、醸造設備が非公開でレストランからまったく見えないとか、つくり手と飲み手の接点がないとか。
 
当店はこれらのポイントをすべて満たし、しかもフードメニューも含めてリーズナブル、アットホームな雰囲気で居心地よく、パーフェクトな醸造所だとぼくは絶賛してやまない。いつも混んでいて、予約なしでは入れる保証ないのが唯一の難点です。ここのカウンター席がぼくの一番のお気に入りです
 
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(2)T.Y. Harbor Brewery
品川駅から徒歩10数分、または天王洲アイル駅から徒歩数分。運河沿いのロケーションが素敵で、ぜひ品川駅から(素敵な女性と二人で)歩いて行くことをおすすめします。ここはビールの生産規模もレストランの席数も「さかづきBrewing」の10倍くらい。店内とテラスにそれぞれカウンター席とテーブル席があるので、シチュエーションと天候と気分に応じて
 
つくり手は通常は接客しませんが、たまに見学ツアーを開催していて、このときはつくり手の方が案内してくれます。だいたい平日ですが、有休取ってでも参加する価値あります
 
■いろいろ「飲める!」美味しいビールを「知る!」T.Y. Harbor Brewery 見学ツアー
 
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先日(11月8日)、このブログは7周年となりました。今後も変わらぬお付き合いをお願いします♪

ビデオテープ

カセットテープの魅力の一つは、カセットをラジカセに入れて再生ボタンをガチャッと押す「ガジェット(道具)感」だという(前回記事参照)。その点、ビデオテープの「ガジェット感」はカセットテープを圧倒的に凌駕します。
 
ぼくの人生における映像ソフトとの初めての接点は友人宅で見せてもらったドラえもんの映画「のび太の大魔境」(1982年公開)だったと記憶しています。そのビデオが市販品だったのか、ダビングだったのか(はたまた、VHSかベータか)、今となっては不明ですが、わが家(実家)はもちろん他の友人宅にもまだなく、世間標準よりも早い時期だったのではないかしらん。
 
わが家(実家)は機器への投資に腰が重い家柄で、ビデオの導入は1987年頃だったと思います。この辺り、レコードやCDにまつわる記憶よりもやや曖昧なのは、ぼくにとってビデオは主要メディアではなかったのだと思います。DVDに移行したのは21世紀に入ってからですので、それまでに買った市販の映像ソフトはビデオテープがすべてでした。
 
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【オペラ】
■ビゼー/カルメン(レヴァイン指揮メトロポリタン、アグネス・バルツァ、ホセ・カレーラス)
■ビゼー/カルメン(カラヤン指揮ウィーン・フィル、グレース・バンブリー、ジョン・ヴィッカーズ)
■ビゼー/カルメン(クライバー指揮ウィーン国立歌劇場、エレーナ・オブラスツォワ、プラシド・ドミンゴ)
■レオンカヴァッロ/道化師(プレートル指揮ミラノ・スカラ座、テレサ・ストラータス、プラシド・ドミンゴ)
■レオンカヴァッロ/道化師(レヴァイン指揮メトロポリタン、テレサ・ストラータス、パヴァロッティ)
■プッチーニ/蝶々夫人(カラヤン指揮ウィーン・フィル、ミレッラ・フレーニ、プラシド・ドミンゴ)
■プッチーニ/ラ・ボエーム(クライバー指揮ミラノ・スカラ座、イレアナ・コトルバス、パヴァロッティ)
■J・シュトラウス/こうもり(クライバー指揮バイエルン国立歌劇場、知ってる歌手いない)
「カルメン」は友人宅でクライバーの映像を見せてもらって火が付きました。この映像は現在容易にDVDで入手できますが、当時(20世紀末)はまだ正規商品化されておらず、かつて(1980年代前半?)ただ一度だけあったというTV放送の私的な録画を見せてもらったのでした。そんなわけで猛烈に探し回って見つけたのがこのビデオ。さらに同一演奏のCDも見つけて、その後DVDも買って、わが家にはクライバーの「カルメン」が3つあります
 
「道化師」があるのが謎です。今でこそ、ぼくはこの作品を「世界5大オペラ」に挙げることを躊躇しませんが、いつなんで全曲聴いてみるつもりになったのか。何らかのきっかけがあったはずですが、まったく記憶にありません
 
プッチーニも記憶にありませんが、若い頃はCDでよく聴いていたので、その延長と思われます。しかしその後、ほとんど聴かなくなって数年放置していたら白カビが生えてしまい、どうしたものかと途方に暮れてさらに数年が経ち、現在に至ります。果たしてDVDなどで買い直す日は来るのか

プロフィール

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Author:violin20090809
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