ジャンゴ(ジョン・ルイス)

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<曲名>
Django(John Lewis)
 
「ジャンゴ」とは、ギタリストのジャンゴ・ラインハルト(1910~1953)のこと。早逝したジャンゴを追悼し、ジャズ・ピアニストのジョン・ルイスが作曲したのがこの作品。ジャンゴってそんなに凄い人だったのか、とか、ジョン・ルイスがジャンゴとどんな関係だったのかは分かりません(←調べろよ)。
 
<演奏>
モダン・ジャズ・カルテット【1954年録音】
ジョン・ルイス(piano)、ミルト・ジャクソン(vib)、パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)
http://tower.jp/item/2205073/ジャンゴ<完全生産限定盤>
http://www.youtube.com/watch?v=1z88Vc1oyvU (7分19秒)
 
ジョン・ルイス本人や他人の録音がたくさんある「ジャンゴ」ですが、これがオリジナル(のはず)。まるでバッハのパッサカリアかと思うような冒頭につづき、ここで示されるコード進行に基づき変奏曲風に展開していく構成はクラシック中心のリスナーにも何の抵抗もない。
 
変奏に入るとミルト・ジャクソンの熱いヴィブラフォンに耳を奪われる。一方のジョン・ルイスの重心の低いピアノには品格さえ感じる。二人のテンペラメントの違いは明らか。このピアニストが30年後にバッハの平均律クラヴィア曲集第1巻(全24曲)やゴールドベルク変奏曲のジャズ編曲を発表することを初めて知ったとしても、驚かない。それよりも、こんなに心を揺さぶる演奏を聴かせるモダン・ジャズ・カルテット(MJQ)がこの録音の2年前に結成されたばかりの若い団体とは信じられない!
 
ほとんど、室内楽。
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マイナー・スウィング(ステファン・グラッペリ&ジャンゴ・ラインハルト)

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CD整理法、第9回(最終回)は「クラシック以外」です。
 
【クラシック以外の内訳】
(1)ジャズ(ステファン・グラッペリ、ベニー・グッドマン、テディ・ウィルソン、ジョン・ルイス、エロール・ガーナー、アンドレ・プレヴィン)
(2)タンゴ(ピアソラ、佐川峯、小松亮太)
(3)アイリッシュ(アルタン、タラ・ケリー・バンド)
(4)その他(倉橋ヨエコ)
 
クラシック以外のCDを1箱に詰め合わせています。ジャズをよく聴きますが、体系的な知識は皆無で、特定のアーティストばかり聴いています。そんな僅かなライブラリーの中から「手放したくない」と心から思っているものを列挙すると、ベニー・グッドマンのカーネギー・ライヴ(1938年)、ステファン・グラッペリの≪Improvisations≫(1956年)、テディ・ウィルソンの≪The Touch of Teddy Wilson≫(1957年)、それと昨年広島で聴いてファンになったバンドネオン奏者、佐川峯さんの≪COMO UNA LLAMA 炎のように≫(1984年)といったところ。倉橋ヨエコはブロ友Cさんの影響です、間違いない!
 
では、今日の1曲。
 
<曲名>
Minor Swing(Stéphane Grappelli&Django Reinhardt)
 
<演奏>
フランス・ホット・クラブ五重奏団【1937年録音】
http://ml.naxos.jp/album/8.120698
http://www.youtube.com/watch?v=uTlo809EIlo&ob=av2n (3分16秒)
 
ステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)とジャンゴ・ラインハルト(ギター)、それとリズム・ギター2本とベースによるクインテット。彼らのスタイルを「マヌーシュ・スウィング」というそうですが、詳しいことは分かりません(←調べろよ)。
 
ステファン・グラッペリ(1908~1997)は大好きなヴァイオリニストです。ユーディ・メニューインやヨーヨー・マとも共演しているので、グラッペリの名前はクラシックの世界でも知られていますが、その共演盤が彼のベストパフォーマンスとは思いません。
 
「マイナー・スウィング」はグラッペリ29歳の録音。先ず、泣かせるコードがたまらない。ジャンゴのプレイにつづいて途中から(1分36秒~)入ってくるグラッペリの見事なスウィング!思わずジャンゴ(たぶん)も感嘆の掛け声(?)を発しています。ジャズを弾くクラシックのヴァイオリニストは少なからずいるけど、その中の誰がグラッペリほどスウィングできるだろう。
 
本物のジャズ・ヴァイオリニストによる、本物のジャズ。

極上のカクテル・ピアノ ミスティ(エロール・ガーナー)

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今日は彼女と初デート。知る人ぞ知る隠れ家的なレストランでディナーを堪能したあとは、夜景を一望できるホテル最上階のラウンジへ。

彼女 : 素敵。ピアノの生演奏も聴けるのね。
ぼく : ああ。
彼女 : 何か1曲、リクエストしてくださらない?
ぼく : 今夜のぼくたちにピッタリの曲がある。
彼女 : 今夜のわたしたちにピッタリの曲って…?
ぼく : マスター。あの曲を。
マスター : かしこまりました。
専属ピアニスト:(弾き始める→ http://www.youtube.com/watch?v=nAaZzQWk8V4

<曲名>
Misty(Erroll Garner&Johnny Burke)

<演奏>
Erroll Garner(ピアノ)、Wyatt Ruther(ベース)、Fats Heard(ドラムス)【1954年録音】

※上の動画は同じピアニストの1969年の映像です。(4分35秒)
※下のサイトで1954年録音のオリジナルを試聴できます。(約30秒間)
http://ml.naxos.jp/album/8.120771

以上、妄想おわり。

うっかり、「いつもの曲を。」なんてリクエストすると、彼女から「前は誰と来たの?」なんて突っ込まれて、風向きがわるくなりますから、ご注意を。

エロール・ガーナー(1921~1977)は、スウィングともビ・バップとも一線を画したオンリーワン的なジャズ・ピアニスト。自称ロマンチスト(ぼく)にはこれがたまらない。彼の芸風は「カクテル・ピアノ」とも称されます。その呼称は女性とともにホロ酔い気分で味わう大人の時間を演出するツールを意味すると同時に「ムード重視」「内容空疎」という蔑みのニュアンスも感じます。居酒屋派のぼくはホテルやバーでピアノの生演奏を聴く機会なんて皆無ですが、その場面で期待するなら、店の内装やインテリアのように空間に溶け込んだ音楽。

もし、それを「カクテル・ピアノ」と言うなら、ガーナーのピアノは別物です。アルペジオを多用し、同じ音を連続して、しかも右手と左手を微妙にずらしてとろけるように甘い雰囲気を醸し出しつつ、それを強めのタッチで弾く奏法は後を引いて耳に残り、存在感があります。

アンコールには、同じCDの7曲目に収録の“Don't Worry 'Bout Me”をどうぞ。(上のサイトで冒頭のみ試聴できます)

こんなピアノを弾かれたら、耳を奪われて会話は二の次。

「私の話、聞いてるの??」

…きっと、彼女とのデートを即刻キャンセルして一人で味わいたくなりますから、再度、ご注意を。

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