2011/07/16
「CD整理法」、第3回はピアノです。
今さらですがカミングアウトすると、ピアノ曲はほとんど知りません。特にソロが苦手。シューベルトの「楽興の時」は最近まで何と読むのか知らなかったし、シューマンと言えば「トロイメライ」と「楽しき農夫」しか知りません。そんなわけでCD10枚もあれば十分ですが、なぜか2箱あります。
ピアノ 【その1】
○グレン・グールド
○古典派からシューマンまで(作曲家の生年順)
ピアノ 【その2】
○ショパンからガーシュウィンまで(作曲家の生年順)
○オムニバス(ピアニストの生年順)
グールドのCDが1箱の半分を占めていて、ほとんどバッハです。「古楽」の箱には入りきらないのでこっちの箱に入れています。グールドのバッハは小学生の頃から聴いてきたので、理屈を超えています。でもバッハ以外で好きな彼のレパートリーはバード、ギボンズ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルトといった程度で、ぼくはグールド・ファンとは言えないかもしれません。
グールド以外のCDは作曲家の生年順に並べています。ソロより協奏曲が多いです。学生時代、片想いだった女の子は「ピアノ協奏曲がピアノを楽しむのに最も適した形式とは思わない。」と喝破し、ぼくは思わず唸りましたが、ぼくが協奏曲を聴くのはたぶんピアノよりもオーケストラが好きだから。モーツァルトとベートーヴェン、あとは100年くらい飛ばしてラフマニノフ、ラヴェル(両手)、プーランク(2台よりも1台)の協奏曲が好きです。
では、今日の1曲。
<曲名>
ブギ・ウギ・エチュード(モートン・グールド)
<演奏>シューラ・チェルカスキー(ピアノ)
ピアノの世界で「グールド」と言えばグレン・グールドですが、20世紀アメリカ音楽界ではモートン・グールド(1913~1996)です、間違いない!この人の作品は「タップダンス協奏曲」とか、「ラテン・アメリカン・シンフォニエッタ」とか、存在を知ってしまったら聴かずにスルーすることは難しい。
そして、「ブギ・ウギ・エチュード」!古今東西の「エチュード」と名の付く曲でこれほどインパクトのあるタイトルを他に知りません。ピアノを習っている皆さん、チェルニーやめてこっちのエチュードにしませんか?
次回は「その他の楽器」です。