2011/10/28
マイナー・スウィング(ステファン・グラッペリ&ジャンゴ・ラインハルト)
CD整理法、第9回(最終回)は「クラシック以外」です。
【クラシック以外の内訳】
(1)ジャズ(ステファン・グラッペリ、ベニー・グッドマン、テディ・ウィルソン、ジョン・ルイス、エロール・ガーナー、アンドレ・プレヴィン)
(2)タンゴ(ピアソラ、佐川峯、小松亮太)
(3)アイリッシュ(アルタン、タラ・ケリー・バンド)
(4)その他(倉橋ヨエコ)
http://www.youtube.com/watch?v=uTlo809EIlo&ob=av2n (3分16秒)
クラシック以外のCDを1箱に詰め合わせています。ジャズをよく聴きますが、体系的な知識は皆無で、特定のアーティストばかり聴いています。そんな僅かなライブラリーの中から「手放したくない」と心から思っているものを列挙すると、ベニー・グッドマンのカーネギー・ライヴ(1938年)、ステファン・グラッペリの≪Improvisations≫(1956年)、テディ・ウィルソンの≪The Touch of Teddy Wilson≫(1957年)、それと昨年広島で聴いてファンになったバンドネオン奏者、佐川峯さんの≪COMO UNA LLAMA 炎のように≫(1984年)といったところ。倉橋ヨエコはブロ友Cさんの影響です、間違いない!
では、今日の1曲。
<曲名>
Minor Swing(Stéphane Grappelli&Django Reinhardt)<演奏>
フランス・ホット・クラブ五重奏団【1937年録音】
http://ml.naxos.jp/album/8.120698http://www.youtube.com/watch?v=uTlo809EIlo&ob=av2n (3分16秒)
ステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)とジャンゴ・ラインハルト(ギター)、それとリズム・ギター2本とベースによるクインテット。彼らのスタイルを「マヌーシュ・スウィング」というそうですが、詳しいことは分かりません(←調べろよ)。
ステファン・グラッペリ(1908~1997)は大好きなヴァイオリニストです。ユーディ・メニューインやヨーヨー・マとも共演しているので、グラッペリの名前はクラシックの世界でも知られていますが、その共演盤が彼のベストパフォーマンスとは思いません。
「マイナー・スウィング」はグラッペリ29歳の録音。先ず、泣かせるコードがたまらない。ジャンゴのプレイにつづいて途中から(1分36秒~)入ってくるグラッペリの見事なスウィング!思わずジャンゴ(たぶん)も感嘆の掛け声(?)を発しています。ジャズを弾くクラシックのヴァイオリニストは少なからずいるけど、その中の誰がグラッペリほどスウィングできるだろう。
本物のジャズ・ヴァイオリニストによる、本物のジャズ。