マイナー・スウィング(ステファン・グラッペリ&ジャンゴ・ラインハルト)

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CD整理法、第9回(最終回)は「クラシック以外」です。
 
【クラシック以外の内訳】
(1)ジャズ(ステファン・グラッペリ、ベニー・グッドマン、テディ・ウィルソン、ジョン・ルイス、エロール・ガーナー、アンドレ・プレヴィン)
(2)タンゴ(ピアソラ、佐川峯、小松亮太)
(3)アイリッシュ(アルタン、タラ・ケリー・バンド)
(4)その他(倉橋ヨエコ)
 
クラシック以外のCDを1箱に詰め合わせています。ジャズをよく聴きますが、体系的な知識は皆無で、特定のアーティストばかり聴いています。そんな僅かなライブラリーの中から「手放したくない」と心から思っているものを列挙すると、ベニー・グッドマンのカーネギー・ライヴ(1938年)、ステファン・グラッペリの≪Improvisations≫(1956年)、テディ・ウィルソンの≪The Touch of Teddy Wilson≫(1957年)、それと昨年広島で聴いてファンになったバンドネオン奏者、佐川峯さんの≪COMO UNA LLAMA 炎のように≫(1984年)といったところ。倉橋ヨエコはブロ友Cさんの影響です、間違いない!
 
では、今日の1曲。
 
<曲名>
Minor Swing(Stéphane Grappelli&Django Reinhardt)
 
<演奏>
フランス・ホット・クラブ五重奏団【1937年録音】
http://ml.naxos.jp/album/8.120698
http://www.youtube.com/watch?v=uTlo809EIlo&ob=av2n (3分16秒)
 
ステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)とジャンゴ・ラインハルト(ギター)、それとリズム・ギター2本とベースによるクインテット。彼らのスタイルを「マヌーシュ・スウィング」というそうですが、詳しいことは分かりません(←調べろよ)。
 
ステファン・グラッペリ(1908~1997)は大好きなヴァイオリニストです。ユーディ・メニューインやヨーヨー・マとも共演しているので、グラッペリの名前はクラシックの世界でも知られていますが、その共演盤が彼のベストパフォーマンスとは思いません。
 
「マイナー・スウィング」はグラッペリ29歳の録音。先ず、泣かせるコードがたまらない。ジャンゴのプレイにつづいて途中から(1分36秒~)入ってくるグラッペリの見事なスウィング!思わずジャンゴ(たぶん)も感嘆の掛け声(?)を発しています。ジャズを弾くクラシックのヴァイオリニストは少なからずいるけど、その中の誰がグラッペリほどスウィングできるだろう。
 
本物のジャズ・ヴァイオリニストによる、本物のジャズ。
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サンタ・ルチア(ナポリ民謡)

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「CD整理法」、第8回はオペラ・声楽曲です。
 
【オペラ・声楽曲】の内訳
(1)オペラ(カルメン、ヘンゼルとグレーテル、道化師、トスカ、蝶々夫人)
(2)オペレッタ(こうもり、チャルダッシュの女王)
(3)その他の声楽曲(オペラ・アリア集、リート、レクイエム)
 
今さらカミングアウトするまでもなく、オペラは苦手です。わが家にあるのは1箱のみです(古楽は除く)。「魔笛」も「椿姫」も「ばらの騎士」も挫折しました。過去記事で取り上げた「タイス」「カヴァレリア・ルスティカーナ」も部分的には好きだけど、自分から進んで全曲聴くことはないです。一方、「カルメン」は10種類以上といった具合に、偏っているのが特徴です。どのジャンルもそうだけど。
 
そんな僅かなライブラリーの中から「手放したくない」と心から思っているものを列挙すると、
★八千草薫主演のオペラ映画「蝶々夫人」(1955年)
★アルヒーポワ&デル・モナコの「カルメン」(1959年)
★ダヴラツの「オーヴェルニュの歌」(1962&1965年)
★グルベローヴァのコロラトゥーラ・アルバム(1983年)
☆アーノンクール指揮ウィーン交響楽団のアン・デア・ウィーン劇場の「こうもり」(1999年)
☆ブダペスト・オペレッタ劇場の「チャルダッシュの女王」来日公演(1999年)
…といったところ。(☆=衛星放送から録画したライヴ映像)
 
では、今日の1曲。
 
<曲名>
サンタ・ルチア(ナポリ民謡)
 
ナポリターナを「ナポリ民謡」と訳すのは必ずしも正確ではなく、ナポリターナとはプロの作曲家とプロの作詞家がプロの歌手のためにつくった歌のことで、民謡のような読み人知らずの歌とは違うらしい。でも、「サンタ・ルチア」の作品の由来には諸説あり、今となっては民謡に近いのかも。
 
<演奏>
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)、ディノ・オリヴェリ指揮管弦楽団【1956年録音、EMI】
http://www.amazon.co.jp/dp/B000228WFG (試聴できます)
 
往年の名テノール、ディ・ステファノ。なんてホレボレする声!彼はオペラ歌手になる前、ナポリターナの歌手だったらしい。つまり、これはオペラ歌手の余興と言うより、まさに本職のナポリターナ。誰かが彼の声を評して「失恋してこの世の終わりのごとく嘆き悲しんでいるけど、次の日には別の女性に恋をしているような」なんて、うまいこと言っていましたが、そんな声にぼくが惹かれるのは…なんでだろう~♪
 
次回のCD整理法は「クラシック以外」です。

歌劇「王冠のダイヤモンド」序曲(オーベール)

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転勤しました。9月はブログをお休みしましたが、その間、讃岐のブロ友さんには「讃岐うどんツアー」を企画していただき4軒豪遊。途中下車の名古屋では美人ブロ友さんたちと人気のレストランでオシャレなランチ。いやはや、充実の1ヶ月間でありました。(仕事は??)
 
さて、「CD整理法」、第7回は管弦楽曲です。
 
管弦楽曲は全部で4箱あります。一応、国別・作曲家別の分類が基本ですが、雑多なカテゴリーですので、作曲家名は5枚以上あるものだけ挙げてみます(生年順)。
 
管弦楽曲 【その1】
○独墺系(モーツァルト、ワーグナー、ブラームス、R・シュトラウス、ジークフリート・ワーグナー、コルンゴルト、ウィンナ・ワルツ集)
 
管弦楽曲 【その2】
○フランス(オッフェンバック、ドリーブ、ビゼー、ラヴェル、ミヨー)
○その他西欧、北欧諸国
○東欧諸国
 
管弦楽曲 【その3】
○ロシア(チャイコフスキー、R=コルサコフ、グラズノフ、ハチャトゥリヤン)
○アメリカ(グローフェ、ガーシュウィン、ルロイ・アンダーソン) ※ピアノの箱に入れています。
○日本(主に、NAXOSのシリーズ)
 
管弦楽曲 【その4】
○オムニバス(指揮者の生年順)
 
日本の管弦楽曲で好きなのは、橋本國彦(交響曲だけど)、安部幸明、芥川也寸志。でも、掘り下げて聴いているのかと言われれば、まったくそんなことはなく、あくまで僅かなCDによる印象です、正直。
 
オムニバスは「指揮者別」が基本ですが、アゼルバイジャン管弦楽曲集(6枚組)のような「テーマ別」のオムニバスもあります。
 
というわけで、とりとめのないラインナップですが、「好きな曲」を3つ挙げると、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲)、「白鳥の湖」、「ガイーヌ」です。
 
では、今日の1曲。
 
<曲名>
歌劇「王冠のダイヤモンド」序曲(オーベール)
 
<演奏>
ポール・パレー指揮デトロイト交響楽団【1960年録音、マーキュリー】
http://tower.jp/item/541183/フランス・オペラ・ハイライト(管弦楽曲集)
http://www.youtube.com/watch?v=gatHwhSzJDE (7分11秒)
 
オーベール(1782~1871)は、フランスのオペラ作曲家。オペラのあらすじはまったく知りませんが(←調べろよ)、途中の展開(3分53秒~)はまるでロッシーニ!でも、いつ聴いてもホレボレするのは冒頭部分です。これはかつて、NHK-FMの朝の音楽番組のテーマ曲でした。子どもの頃、父がよくFMを聴いていて、ぼくはほとんど興味なかったけど、テーマ曲は毎日聴かされるので記憶の奥底に残るのかな。曲名も知らず、すっかり忘れた頃になって偶然その曲が耳に飛び込んできたときの驚き!これを朝の番組のテーマ曲に選んだ人のセンスに心から感服します。今でも、「王冠のダイヤモンド」を聴くと、反射的に、子どもの頃の実家の風景が脳裏に浮かびます。
 
次回はオペラ・声楽曲編です。

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