2014/12/31
リヴァプール・オラトリオ(ポール・マッカートニー)
今年も残り数時間。振り返ればいろんなことがあったのですが、大人になると1年なんてあっという間です。先日、ゆうちゃんの学校の先生が言っていたそうですが、「14歳にとっての1年は“14分の1”だが、60歳にとっての1年は“60分の1”」。これにはなるほどと思いました。1年という時間の長さは誰にとっても共通ですが、そりゃ確かに人生におけるインパクトが違います。
最近よくあるのですが、過去のある出来事がいつのことだったのか、思い出せません。今年のことだと思っていたら実は3年前のことだったり、3年前だと思っていたら5年前のことだったり。子どもの頃、祖父と会話すると「3年前と5年前じゃぜんぜん違うのに」と内心思いましたが、今のぼくは祖父を笑えない

<曲名>
リヴァプール・オラトリオ(ポール・マッカートニー)
<演奏>
キリ・テ・カナワ(ソプラノ)、サリー・バージェス(メゾ・ソプラノ)、
ジェリー・ハドレー(テナー)、ウィラード・ホワイト(バス)
カール・デイヴィス指揮ロイヤル・リヴァプール・フィル&合唱団【1991年録音、EMI】
http://www.amazon.co.jp/dp/B000UV1KTE (試聴できません)
今年の最後に、ある意味、今年最もインパクトがあった1枚(2枚組だけど)を紹介。ぼくがこの曲のレコード(CDではなくレコード)を買ったのは学生時代(1990年代半ば)でした。記憶に間違いなければ池袋WAVEのワゴンセールで、なんと50円(!)という破格のクリアランス価格だったことは忘れようもない。ぼくの興味からは距離のある音楽だけど、50円という価格につられて即買いしました。
その後少しは聴いてみたけど、価値が分からない男(ぼく)のもとで休眠させるよりは喜んで聴いてくれる人に譲りたいと思って、昨年のある日、いつものレコード仲間(Hoさん、Haさん、FJさん)とコーヒー飲みながら「本日の目玉」のつもりでバーンと出したのですが、なんと誰も引き取ってくれない

やむなく持ち帰り、でもレコードが増えてきて置き場所に困り、タダでもいいから引き取ってもらおうと思って今年のある日、某大手中古レコード店に持ち込んだら、なんと2500円!この超低金利時代になんという破格の利回りでしょうか。ぼくは提示された評価額に目を疑いつつ、店側に取り消されないうちに即行でサインした。ポール・マッカートニーさん、ありがとう!
来年も良い年となりますように。