2015/04/19
フルートと管弦楽のためのアンダンテ(モーツァルト)/クルト・レーデル
<曲名>
フルートと管弦楽のためのアンダンテ ハ長調K315(モーツァルト)
<演奏>
(1)クルト・レーデル(フルート&指揮)、ミュンヘン・プロ・アルテ管弦楽団
【1955年録音、TELEFUNKEN】
https://www.youtube.com/watch?v=BbhmbJoKoII (6分05秒) 世界初復刻?
(2)クルト・レーデル(フルート&指揮)、ミュンヘン・プロ・アルテ管弦楽団
【1964年録音、fontana】
(3)クルト・レーデル(フルート&指揮)、ザルツブルク・モーツァルト管弦楽団
【1974年頃初出(?)、ARION】
(1)と(3)はモーツァルトのフルート協奏曲集、(2)はバロック名曲集の中の1曲。レーデルはK315を少なくとも3回録音しています。いずれもほとんど話題にする人もいない、忘れられた演奏ですが、彼の暖かい音色がこれほどよく合う曲はほかに思い当たりません。
(1)に最も惹かれます。ジャケット記載によると、フランスのデュクレテ・トムソン(Ducretet Thomson)というレーベルの録音を、ドイツのテレフンケンがライセンスを得てプレスしたレコードです。他のデュクレテ・トムソン/テレフンケン盤(例えばクルト・レーデルのバッハ)は数万円で取引されることもあるので、当盤(650円)にも大いに期待したのですが、箱ボロボロはまあよいとして、盤面も満身創痍。それはコンディションの問題ですが、弦楽器の音が奥にこもっているのはぼくの技術の問題?良質のCD復刻が待望。
(1)と(3)の録音年代、(2)のオリジナルアルバム情報をお寄せいただいた方にはLoreeサイン入り色紙を進呈。