2016/11/13
7周年
「ビールは醸造所の煙突の影が落ちる範囲で飲め」というドイツの諺があるそうで、ビールはつくりたてに限るという意味です。ひとくちにビールと言っても世界には様々なスタイルがあるので、単純に新鮮だから良いとは限らないのですが、まあ、一般的には新鮮なほうが美味しく飲めるビールが多いと思います。
ここ数年、約20年前の地ビールブーム以来の「第2次ブーム」で全国各地に新しい醸造所が次々と誕生し、日本全国で約200、東京都内だけで20以上あります。中にはレストランを併設せず外販だけの醸造所もありますが、少なくとも東京近郊ではレストラン併設型が主流で、ドイツの諺を実践できます。そこで、東京の醸造所を知り尽くした(←ウソ)ぼくのおすすめを堂々紹介。なお、下掲の本の表紙は実在の醸造所ですが、この記事とは特に関係ありません。間違いない。
【左の表紙】カンピオンエール(浅草)
【右の表紙】ブルーマジック(宇都宮)
(1)さかづきBrewing
北千住駅から徒歩数分、今年3月にオープンしたばかりのレストラン併設醸造所。
【醸造所併設レストランの魅力】
■つくりたて(小規模で高回転)
■そこでつくったビールをそこで飲むというライヴ感
■つくり手とのコミュニケーション
まあ一般的にはこんなところですが、現実にはこのたった3つのポイントをすべて満たす醸造所は非常に少ないのです。例えば、消費量に対して1回当たりの生産量が過大で「つくり置き」状態になったり、醸造設備が非公開でレストランからまったく見えないとか、つくり手と飲み手の接点がないとか。
当店はこれらのポイントをすべて満たし、しかもフードメニューも含めてリーズナブル、アットホームな雰囲気で居心地よく、パーフェクトな醸造所だとぼくは絶賛してやまない。いつも混んでいて、予約なしでは入れる保証ないのが唯一の難点です。ここのカウンター席がぼくの一番のお気に入りです

(2)T.Y. Harbor Brewery
品川駅から徒歩10数分、または天王洲アイル駅から徒歩数分。運河沿いのロケーションが素敵で、ぜひ品川駅から(素敵な女性と二人で)歩いて行くことをおすすめします。ここはビールの生産規模もレストランの席数も「さかづきBrewing」の10倍くらい。店内とテラスにそれぞれカウンター席とテーブル席があるので、シチュエーションと天候と気分に応じて

■いろいろ「飲める!」美味しいビールを「知る!」T.Y. Harbor Brewery 見学ツアー
先日(11月8日)、このブログは7周年となりました。今後も変わらぬお付き合いをお願いします♪