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2014/07/12
この非常に有名で、初歩の声楽学習者がかならずと言ってよいほど、レッスンで歌わされたりする歌曲は、古くから<イタリア歌曲集>に編入されているが、じつは、作曲家ジョヴァンニ・パオロ・マルティーニ(G. P. Martini、1741~1816)というのは、ドイツの教会オルガニストでフランスでオペラや宗教曲を作り、パリでなくなったヨハン・パウル・シュワルツェンドルフ(J.P.A.Schwartzendorf)のペン・ネームだった。しかし、名前がイタリア名であるため、18世紀イタリアの聖楽作曲家ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ(G. B. Martini、1706~1784)とまちがわれたのだった。(小林利之、ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスの国内盤LP解説より)
これは歌う時にはぜひ気をつけていただきたい名曲というのをひとつご紹介しよう。(中略)気をつけていただきたいというのは、これがその標題とロマンティックなメロディのせいか、結婚式などでよく使われるからなのである。いわゆるBGMとして、メロディだけが流されている場合はまだよい。ところが、少しばかり喉に自信のある人が原歌詞で歌うような場合、その内容を尋ねられたりしたら大変なことになるのである。その歌詞は、なんと「愛の喜びは、ほんのひとときのこと。愛の苦しみは、一生続く。不誠実なシルヴィアなど忘れてしまおう。彼女はもう私を捨てて、他の男のところへ走ってしまった…」というのである。何のことはない。失恋した男の歌なのである。(宮本英世「名曲とっておきの話」音楽之友社、1987年)
Author:violin20090809
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コメント
No title
2014/07/12 13:42 by SL-Mania URL 編集
No title
2014/07/12 13:59 by JH URL 編集
No title
どうでもいい話でした・・・
2014/07/12 20:50 by よっしー^^ URL 編集
No title
現在では米スペクトラムや専門店が個人的に制作している復刻CDRでも入手可能になりました。でも私は昔の廉価LPで聴くのが楽しいです。これは美女ではなく、3歳くらいの外国人の男の子と女の子が公園で内緒話をしている写真があしわれていて、いかにも60年代という感じです。
2014/07/13 08:55 by yositaka URL 編集
No title
メンデルスゾーンの結婚行進曲は音楽好きの方であれば無条件採用派と断固拒否派に二分されそうです。ぼくの場合、この曲に特に思い入れはないのに、ちょっと保守的だったかもしれません
昨日もそうでしたが、最近の披露宴ではマルティーニどころかクラシック自体ほとんど使われないような気もしています
2014/07/13 09:26 by Loree URL 編集
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おお!おめでとうございます
昨日の披露宴は約250名出席、社内結婚ですから顔見知りばかりで、いつもの社内の飲み会の豪華版といった様相でした。ぼくは披露宴に出るのは数年ぶりで、今まで考えたことがなかったですが、司会者の方の進行に関心をもっている自分に気づくの巻。
今思いましたが、メンデルスゾーンの結婚行進曲じゃなくて、カールマンの「チャルダッシュの女王」に引用されているパロディー版でもよかったかも
2014/07/13 09:42 by Loree URL 編集
No title
ええっ!ランゲの「花の歌」伝説は広島のピアノ界で知らない人はいない有名な話ですが(間違いない)、えっ、いつどの披露宴?
次はいぞ○でさんとの連弾で
2014/07/13 09:48 by Loree URL 編集
No title
Spectrum盤は確かオリジナルLPからの復刻ではなく、それは気にしませんが、オリジナルLPは3枚合わせて計28曲、Spectrumの復刻盤は24曲ということで、4曲欠けているのが惜しいですね。実はレコード屋さんに立ち寄るたびにゲステムの国内廉価LPを探しているのですが、探しているときに限って見つかりません
ぼくは本文でゲステムの「愛の喜び」のことを素直に誉めていませんが、ポンセの「エストレリータ」を聴きたくなったときはいつもゲステムを取り出します
2014/07/13 10:09 by Loree URL 編集
No title
「愛の喜び」よりも、懐かしのプレスリーを久しぶりに聞いたことの喜びのほうが大きかったですかね。
ガキの頃、パチンコやスマートボールをしながらエルヴィスやポール・アンカの曲に痺れておりました。(当時は十八歳未満規制はありませんでした、念のため)
ちなみに「Can't Falling in Love 」は、ちょいとかわいいおねえちゃん(部下を含む)がいるときに、その子の手をとってカラオケBOXで歌う、私の十八番でもあります。
遺憾ながら、エルヴィスのように女性が腰砕けになってくれることはありません…
いまどきは、250名も出席する結婚披露宴はかなり珍しいですね。
2014/07/13 11:35 by gustav_xxx_2003 URL 編集
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ゲステム盤の売上の8割はジャケ買いと思われます(Loreeリサーチ社)
ぼくはプレスリーという人の名前くらいは耳にしたことありますが、うっかりするとプロレスラーかと間違えそうなくらい疎いのですが、“Can't Help Falling In Love”にはシビれました
でも、お仕事、あんまりご無理しないでください。夜のピンチヒッターはLoreeが務めさせていただきますのでお任せください!!
2014/07/13 15:04 by Loree URL 編集
No title
これは普遍的真理ですね、身につまされます。そのうちボクのブログで引用させてくださいね。
2014/07/14 05:14 by ibotarow URL 編集
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普遍的真理と言うより、ぼくの実情です(汗)
毎週、E社のレコードリストを見ていると5万とか10万とかザラで、たまに超稀少盤が載ると、金額明記なく「国際的な金額を用意できる方は個別にご連絡ください」とか書かれていて、ぼくには縁がないのに興奮します(笑)
2014/07/14 20:17 by Loree URL 編集